[投資のヒント] AIBOがソニー本格的復活の狼煙となるか
ソニーの復活
日本経済、近年グダグダが目立つ。新自由主義の “四半期経営” が悪作用して、目先利益優先→長期展望欠如の悪循環を生み、とうとう屋台骨を腐らせ始めた。シャープがこけ、東芝がこけ、総合電機は絶賛落日中。神戸製鋼がウソをつき、三菱マテリアルがウソをつき、産業の基幹部分でもメルトダウン。
メディアが喜びそうな悲観論のネタに事欠かない。
日本の強みは部品・素材・精密加工
しかし過去に囚われていても仕方ない。日本の強みはアセンブリ―だけにあるのではない。むしろアセンブリー以前の部品、素材、加工技術が真骨頂。どんな腕っこきのシェフも、いい素材なしに渾身の一品はつくれない。
組み立てなど誰にでもできる。中華に任せておけばよい。素材や部品は鋭利な感覚と技術なしに作れない。
たとえば、重電大手のNEC。原子スイッチ(atomic switch)で先端を行く。実用化が軌道に乗れば、宇宙、AI、IoT時代の半導体になる可能性が高い。もっと身近で目立つところではソニー。個人的に、2013年末のフルサイズ ミラーレス カメラ発売以降、復活の感触を得てきた。
AIBOで上げ潮に弾みがつけば・・・
今年のAIBO復活で衆目が集まり始めた。本物の復活の狼煙となってくれることを願う。ロボティクス事業においては次なる一手が重要。長期チャートを見れば回復基調は明らか。投資家としては期待しているところだ。
ソニー(6758)月足
長期の半値水準で値固めし、ギャップアップしてそのまま上昇し、二度とジャンプ元へ戻らない runaway move となるかどうか注目。
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