テクニカル実践講座 2018年6月分
※2017.7.4以降のエントリは「テクニカル実践講座 2018年7月分」に追加しています。
- 1. 2018.7.3引け 安値確認から急反発も、まだ油断できない
- 2. 2018.7.3 アメリカの戻りを引き継げるか?
- 3. 2018.7.2 戻り弱くレンジ下限が決壊
- 4. 2018.6.29 逆三尊のようなかたちで反発
- 5. 2018.6.28 様相変化:Wボトム
- 6. 2018.6.28 長期保有に向かない神経戦
- 7. 2018.6.27 →売り目線に転換→ショートに悪寒感じる→噴き上げ
- 8. 2018.6.27 上昇トレンド崩れる→売り目線に転換
- 9. 2018.6.27 相場の流れがよくわからないときの対処
- 10. 2018.6.26 底入れ判断材料
- 11. 2018.6.25 価格ブロックと上昇時間・下落時間
- 12. 2018.6.23 ダウ工業株指数のモグラたたき
- 13. 2018.6.22 朝、半値、22350、シンメトリカル・トライアングル
- 14. 2018.6.21 20時、チャンネル形成
- 15. 2018.6.21 夜間、21670ブレークはフェイクか?ベアフラッグの可能性
- 16. 2018.6.21 下降チャンネル、フォーリングウェッジなど
- 17. 2018.6.21 「相場は記憶のゲーム」
2018.7.3引け 安値確認から急反発も、まだ油断できない
サンプル:日経平均先物60&240分足
日経はアメリカの流れを引き継げず、14:30頃まで底値探りの弱い展開。かろうじて21540踏みとどまるも、下限チャンネルを割り込んでおり、この部分を帳消しにできたかどうかは夜間次第。
日経先物 60分足
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日経先物 240分足
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2018.7.3 アメリカの戻りを引き継げるか?
サンプル:米ダウ先物、米S&P500現物、日経平均先物60分足
昨晩もツイートした通り、アメリカは逆三尊形成へ動いている。今晩のフォローが大事。
その前に日経はアメリカの流れを引き継げるか?繰り返しんあるが昨晩の安値21675は今年の高安の2/3押し水準(日足)で、下落トレンド入りを防ぐにはギリギリ踏みとどまるべき場所。
日経先物 60分足
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米ダウ先物 60分足
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米S&P500現物 60分足
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2018.7.2 戻り弱くレンジ下限が決壊
サンプル:日経平均先物240分足&日足
ドル円は引き続き堅調も、アメリカ金曜引けの売りを引き継ぐかたちで日経も崩れる。逆三尊の目は22400にも届かない時点で消滅。
価格は一気に下降チャンネル下限まで到達(240分足)。安値21675は今年の高安の2/3押し水準(日足)で、これ以上売り込まれると中期下落トレンド入りが濃厚に。
日経先物 240分足
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日経先物 日足
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2018.6.29 逆三尊のようなかたちで反発
サンプル:日経平均先物60分足
ドル円は引き続き堅調。欧州時間には20085まで売り込まれたが、アメリカ時間に復調。決勝トーナメント進出のご祝儀か。最低限22400をクリアしたい。クリアすれば、ここがネックラインなのでターゲットは22400+(22400-20085)=22715くらいに。
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2018.6.28 様相変化:Wボトム
サンプル:日経平均先物60分足
ドル円の堅調さに、下げへの違和感を覚えていた午前中。20015が前回の21990とのWボトムになった可能性が高い。これで神経戦は終了。
このところレジスタンスになっている22400を早目にクリアしたいところ。
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2018.6.28 長期保有に向かない神経戦
サンプル:日経平均先物60分足
なんだか日誌みたくなってきたが、まあ誰かの役に立てばいいだろう。
昨晩は結局、行ってこいの相場。トランプの中国なだめは2時間のショートカバー分しか効果を発揮せず、22400を付けた後、元のフロア22100台へ押し戻される。ツイートでも指摘したように、これまでの上昇相場のけん引役だった半導体セクターの昨晩の蚊帳の外ぶりだったのは明らかな警告サイン、かつ変調のシグナル。
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2018.6.27 →売り目線に転換→ショートに悪寒感じる→噴き上げ
サンプル:日経平均先物60分足
テクニカルで生き残るには、野性の勘を加味しないとダメだと改めて感じたので “魚拓” として残しておこう。
野性の勘・・・夕方、日経がギャップダウンで22160を割って以降も、ドル円は50HMAならびに下値支持線(日足ベース)をキープしていた矛盾。単なる乖離とは思えず、内なる野性の勘はショート危うしとささやいていた。
まだアメリカも開いていないし、どうなるかわからないが、欧州時間の下げがダマシであった可能性が出てきた。いまのところ、売り目線はキャンセル。
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2018.6.27 上昇トレンド崩れる→売り目線に転換
サンプル:日経平均先物60分足
直近安値22160を割ってきたので “higher low, higher high” が崩れ、戻りは終了の可能性大(時間外に仕掛けるのやめてほしいんだけど・・・)。レンジになる可能性もないとはいえないが、教科書通り進んでくれるなら、21990の安値を割ってくるはず。ここからはショート目線。
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2018.6.27 相場の流れがよくわからないときの対処
サンプル:日経平均先物60分足
現状の相場は戻りが弱く、かといって激しく売り込まれるわけでもなく、まるで安倍政権の支持率のようだ。この例えは冗談でもなく、「中長期の基調はロング」ということを言いたいのである。
それでも短期的には判断に苦しむ人が少なくないと思う。
- 可能性として高いのは、方向性が決まるまで(=大口がポジをどちらかに傾けるまで)レンジ相場になるパターン。そんな相場なら「休むも一考」。
- もうひとつ考えられるのは、何となく見ていたら急に上げだす(あるいは下げだす)パターン。みんな気が緩んでいるので、慌てて飛びつき買い(売り)してくる。そうなると、思わぬ高値(安値)が示現する。
- どちらにしてもヒントにしようなどと考えてニュースなど小まめにチェックするのはやめよう。トレーダーは予断を持たず流れに従うのが大原則。
以下のチャートでわかるように、現状は21990からの戻りの場面。”higher low, higher high” が続く限り、基本はロングだ。このトレンドが崩れたときは潔く引けばいいだけ。
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2018.6.26 底入れ判断材料
サンプル:日経平均先物240分足
底入れ確認の判断材料はたくさんあると思うが、ここでは例として2つを挙げておいた。
- RSIと価格のポジティブ・ダイバージェンス。今回は、RIS(5)とRSI(14)のダブルで示現している。
- 節目(いまの場合は、今年の仲値22150)を基準にした滞空時間の長さ。節目を割っている時間がどれくらい長いかで売りの勢い(強さ)を見ることができる。
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2018.6.25 価格ブロックと上昇時間・下落時間
サンプル:日経平均先物60分足
価格ブロックとは、節目の価格と安値もしくは高値を結んだものに時間を加味したもの。チャートを見てもらえばわかる。この価格ブロックの視点からは、22070の再テストへ向けた動きになってきたと感じる。
- 上昇時の価格ブロックの横幅より下落時の価格ブロックの横幅が大きく、つまり下落時間の方が長くなってきた。
- しかもブロックの節目は22070→22735の仲値22405付近、これが壁になっている。
ショートをホールドする場面だろう。
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2018.6.23 ダウ工業株指数のモグラたたき
サンプル:ダウ先物60分足
週明けに、この無残な頭打ち状態を抜け出せかどうか。
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2018.6.22 朝、半値、22350、シンメトリカル・トライアングル
サンプル:日経平均先物240分足
直近の安値22075、高値22735の仲値は22405。何度か上昇のフロアになってきた22350。この2つの水準をもとに強弱を判断する。シンメトリカル・トライアングルは形成されるかどうかわからない。
※シンメトリカル・トライアングルについては以下の記事内の9.3を参考にされたし。
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2018.6.21 20時、チャンネル形成
サンプル:日経平均先物60分足
思わぬ大幅な下落(300円程度)でチャンネル形成。どこまで戻せるかの展開に。動きはぎこちなく、まだ底入れしていない可能性もある。当方、はっきりするまでトレードは見送り。
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2018.6.21 夜間、21670ブレークはフェイクか?ベアフラッグの可能性
サンプル:日経平均先物240分足
出入りが激しいので最新状況を分析してみた。形勢は一気に悪化。ぬか喜びパターン。ストップの重要性を改めて知る。チャートは2つ。下が最新。
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2018.6.21 下降チャンネル、フォーリングウェッジなど
サンプル:日経平均先物240分足
直近の日経の動きについて解説してみた。
とくにブルフラグが崩れると急落につながる典型的な事例として取り上げた。フラグは長く続けば続くほど、動き出してからの価格変動が大きくなる。狭い領域に閉じ込めらていたエネルギーが一気に広い空間へ放出されるイメージか。
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その後の推移
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2018.6.21 「相場は記憶のゲーム」
サンプル:日経平均先物日足
相場には大事な節目の価格が存在する。
- いまの相場では、一昨日の大陰線の高値22670が重要。おそらく25DMA以上に。
- 中期的には、本年高安の仲値22150。
相場は記憶のゲームなのだ。トレーダーは記憶力を試されている。
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