[仮想通貨考] サトシナカモトの正体?ホワイトハットの黒幕?
人間界は陰と陽のせめぎ合いで動いている。陰の極では陽の力が徐々に強くなり、次第に陰の力を圧倒していく。その鉄則が働き始めたようだ。
アメリカではトランプの当選以来、ホワイトハット(反グローバリスト派)による、グローバリスト(金融エリートとマスメディアを先兵とする寡頭勢力)への反転攻勢が顕著になってきた。フェイクニュースはこの流れを止められない。
今回は、仮想通貨の開発元、仮想通貨を推進する大きな意思の黒幕について、もっとも合理的に理解できる仮説を紹介する。
サトシ・ナカモトはアラン・グリーンスパン?!
情報元は↑の動画。情報系動画配信サイトcrowdsoruce the truthのインタビューだ。インタビューに答えるのは元銀行マンで金銀投資家に転じ、現在は仮想通貨投資も行っているビックス・ワイアー(Bix Weir)氏。
彼は自分のサイト”The Road to Roota Letters“でニュースレターを配信している。動画の42分頃からサトシ・ナカモトとは誰かという話になり、ワイアー氏は彼の仮説を述べ始める。以下、彼の発言の概略を示す。
- サトシは元FRB議長のアラン・グリーンスパン、あるいは彼に近いグループだと思う。グリーンスパンは一度も公言していないが、1960年代から第一級のコンピューター・プログラマーだ。かつアイン・ランドの熱狂的支持者でもある。1960年代には「金本位制と経済的自由」という論文を発表していたくらい熱心なゴールドバグだった。
- それが突然、FRB議長の椅子に座らされた。高度なコンピューター知識と情報処理能力を買われたのだ。グリーンスパンは米ドルの暴落を食い止めるため、ありとあらゆる金融操作を行った。無事議長の任期を務め終わると、すぐ金本位制の復活を唱え始めた。
- 仮想通貨の開発が秘密裏にスタートしたのは60年代のCIAとNSAにおいてではないかと思っている。当時は冷戦の只中で金融覇権を握るためにニクソンショック(石油のドル決済とセットの金本位制撤廃)が構想されたが、その後のフィアットマネーが未来永劫維持できるとは誰も考えていなかった。フィアットマネーを代替する貨幣手段の開発が急務だったのだ。電子手段による代替通貨の開発に抜擢されたのが、世界的なプログラマーだったグリーンスパンだ。
- 実はグリーンスパンたちはリーマンショックの直後から仮想通貨を立ち上げたかったのだが、二重支払い(double spend)の障害に直面していた。これを解決しないと金融決済の安全が保障できない。その解決に2年を要し、ビットコインは2009年静かに実装され、マイニングが開始された。
- その後株式市場が回復し始めたので目立たたなかったが、QEに次ぐQEでとうとうフィアットマネー増発に限界が見えてきたから、去年、いよいよ仮想通貨の本格化に向けて動き出したのだと思う。
個人名はともかく説の大筋は合理的
いかがだろうか?さもありなんという説ではないか。
仮に黒幕がグリーンスパン氏でないとしても、この説は大筋で当たっているのではないか。政府内部、規制当局内部に仮想通貨支持派がいなければ、去年一年のアメリカの不気味な沈黙、放置の姿勢は理解できない。
中抜き業者たちの静けさも、この説なら合理的に理解できる。彼らはすでに仮想通貨、ブロックチェーン、スマートコントラクトへ軸足を移しつつあるのかもしれない。日本でいえば、もっともはしこい三菱UFJの対応がもっとも早いのは、裏側にお墨付きがあるからではないか。
いまロシアと組んでアメリカ潰しに邁進している中国政府が、仮想通貨の禁止という逆の動きをしている。それをアメリカはほくそえみながら眺めているのではないか。
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