テクニカル講座アネックス

2018年6月1日

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イニシャルレンジ(IR)について(2018.6.13)

日中、寄り後にできた最初のローソク足の「高値と安値の差」をイニシャルレンジ(IR: Initial Range)と呼ぶ。

  • 先物が8:45始まりになって以降、チャートサービスによっては60分足を8:45-9:44で計算するものがあり、多少差が出る。基本は9:00-9:59の足だ。
  • イニシャルレンジを60分足でなく15分足(9:00-9:14)、30分足(9:00-9:29)で見る人もいる。一概にどれが正解ということはなく、その人が多用する(あるいは使いやすい)タイムフレームのものを見ればよい。

では、イニシャルレンジは何に使うのか?個人的には「相場の勢いを見る」ために使うのだと思う。

レンジをすぐブレークする勢いがあるのか、ないのか?レンジは大きいのか、小さいのか?ボラタリティが高いのか、低いのか?

ボラタリティ(volatality)とは、値動きの激しさをいう。短時間で大きく動くときボラタリティが高い、略して「ボラが高い」「ボラがでかい」という。逆に値幅が小さく動きが鈍いときボラタリティが低い、あるいはボラタリティがない、略して「ボラが低い」「ボラがない」という。

ブログ主はふだんあまりIRを見ていないが、昨日のように神経質な展開をしている場合(あるいは朝の値幅が大きい場合)には意識する。

原則、イニシャルレンジはその当日限定の指標だと理解する。しかし昨日から今日にかけてのように、値段がずっとイニシャルレンジ内に閉じ込められている場合は、はらみ足のような感覚で意識しておくといいかもしれない。今回の場合は、SQ値@22825をレンジ内に含んでいるので揉み合い(売り買い交錯)になりやすいだろう。

具体的な説明については、以下の、本日(2018.6.13)日経先物60足チャートを確認してほしい。


※上のボックスをクリックすれば、別窓に拡大チャートが出ます。

 

SQ(特別清算)値について―「相場はSQ値を記憶している」(2018.6.8)

テクニカル分析で、移動平均線やオシレーターなどの指標に加えて見ておきたいのが毎月のSQ値だ。

インチキに見えてインチキじゃない

SQ値(毎月第二金曜の寄りで決定、今月の場合は今日6月8日)は、たいがい前日の終値より跳ね上がるか跳ね下がるかでインチキに見える。だが当初はインチキでも、その後に影響するので意識する習慣をつけよう。

影響は数日後に出ることもあれば、数か月後に出てくるときもある。数か月も経つと忘れているので、メモなどしておくといいかもしれない。ブログ主も後で気づいて「そうだったのか」と思ったことが何度となくある。

短期的な見方

朝にSQ速報値が出た後、その日の日中終値がSQ値を上回るようであれば、相場は相当強い。黙って買いだ。

SQ値より安く終われば、慎重になるべきだ。ただ、即ショートのタイミングとは言えない(デイトレを除く)。翌日、数日後にSQ値をテストしにいく可能性があるからだ。

中期情勢

中長期的な視点でいうと、2018年はいまのところ年初が上のピークで、翌2月が下のピークになっている。

“相場はSQ値を記憶している” から、今後「もう一度試すときが必ず来る」と思う。頭の片隅にとどめておこう。

とくに上の23723はここを超えれば、完全に長期の半値戻しを超え、大相場になる敷居だと思う。

SQ値の移動平均

通常の移動平均線ではなくSQ値の移動平均線は、大きな流れを見るためにチェックしている。

半年、9か月、1年の3本だ。

現状どうなっているかといえば、6か月線が寝てきて9か月線に追いつかれようかという状況だ。これは今後、もたつく兆候(横軸32-34あたりの動き)か、あるいは大きく調整する兆候(横軸9-12あたりの動き)かもしれない。

ただ12か月線はずっとサポートになっており、よほどの変化がない限り上昇相場は終わっていないと判断できる。だから、大きく調整すれば、そこは買いの一大チャンス!ということになる。

 

ローソク足で見る相場のリズム(2018.6.6)

ローソク足の色だけで、けっこう相場の状況判断ができたりする。

15分足の場合

たとえば、下は日経先物の15分足チャート。15分足ではローソク足4本をワンセットで見るクセをつけるといいかもしれない。

  • ローソク足4本をまとめて見るということは、実質、60分足1本の中身を詳しく見ているようなもの。タイムフレームを60分足に切りかえたとき、その中身を知っていると相場の強弱の判断に役立つ。同じ60分足陽線でも、グダグタ上下しての陽線なのか、きれいな15足陽線続きの陽線なのか。そういったことがわかるからだ。
  • 強いトレンドがない場合、4本連続で陽線(みどり)ならいったん上昇が止まる確率が高い。逆に4本連続で陰線(あか)なら下落(調整)が止まる確率が高い。
  • 強いトレンドが出ている場合、5本以上の陽線または陰線が連続することもある。
    • 経験値からは10本連続が限界。15分足10本といえば150分、つまり1時間半だ。1時間半上げ続けるエネルギー、そこで行きかうマネーの量は相当なものだ。
    • 5本以上の連荘はむしろ下落トレンドのときに多い。恐怖は相場の王様だ。急騰の欲望に勝る。相場が心理戦といわれる所以だ。
    • もっと頻度が高いのは1本か2本陰線を挟んで再上昇するケース(逆に陽線を挟んで再下落するケース)。
  • トレンドがなく凪の状態にある場合、ローソクのボディが寸詰まりになったり、十字線(始値と終値が同じ価格でボディがない足)になったりで、色だけでは判断がしにくくなる。その場合でも細かく見ていれば、この4本セットが機能していることがわかる。ただ、そういうときは時間の無駄なのでトレードしない方が賢いのだが。

※上のボックスをクリックすれば、別窓に拡大チャートが出ます。

60分足の場合

基本的な見方は15分足と同じなのだが、こちらは4本ワンセット単独というより、「4本ワンセットが2セット連続」というように長めの視野で見る必要がある。

上昇トレンドの場合、当然、陰線の数は減る。よくあるのは1、2本陰線(もしくは十字線)が出て再上昇するケース。もし陰線4連続など出ようものなら、目をつぶって買いである。

もちろんトレンドが転換した可能性もある。そうなったら潔く損切りだ。

※上のボックスをクリックすれば、別窓に拡大チャートが出ます。

 

ジャーゴン:バックテストについて(2018.6.1)

これはトレンド転換時の値動きをいう。時間足に限らず、日足や週足にも見られる現象。

どういう動きか?

下降トレンドラインを上にブレークした場合、そのまま上昇していくことは稀で、もう一度ブレークしたトレンドラインまで下落して、「いいんですか?」と確認するのである。底固めの動きともいえる。

このブレーク→調整の動きをバックテストといっている。

バックテストに合格すれば、トレンド転換に成功して上昇していくことになる。失敗すれば、フェイク・ブレークアウトということになってトレンド継続(下落継続)である。

出来立てほやほや(2018.6.1夕刻時点)の、日経平均先物60分足の例を示そう。

一度ピンクの下降トレンドラインを上抜けてから下落して、もう一度ラインにタッチしていることがわかる。このチャートの時点ではバックテストに合格、上昇に転じたと判断できる。

上昇時も理屈は同じだ。上昇トレンドラインを割り込んでから再上昇し、トレンドラインを抜けるかどうか、もう一度試しに行くことが多い。上抜けず下落に転じればトレンド転換(下落へ転換)、上抜けるようであれば、上昇トレンドは継続していると判断する。

 

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Posted by tokoshie80