[週末分析] 強気シナリオか弱気シナリオか?

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ブログ主はずっと長期ブル派ですが、現状はロングポジをホールドする心境になれません。記事内で説明するように、いまのアメリカ情勢が大変リスキーだからです。短期的にはアメリカのメジャーSQのある来週、強気シナリオでいいのか弱気シナリオに傾くのかがはっきりしてくるはずです。

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コロナリスクより地政学リスク(アメリカ舞台の思想戦)

アメリカ市場が金曜に底入れした記憶がありません。来週はSQ週ですから、さらなる波乱が予想されます。

また、日本のメディアはピンとこないのか大きく報道しませんが、シアトルのCHAZ(キャピトル・ヒル自治区)はアメリカにとって不吉な現象です。政治的不安定を嫌うマーケットにとって歓迎すべからざる事態です。

中共やソロスの影がちらつく極左組織ANTIFAの策動は、直接的にはトランプ政権つぶしの一環でしょう。しかし最終ターゲットはもっと壮大なアメリカの共産化であり、こんなものが全米に拡大すれば内戦さえ起きかねません。

アメリカに浸透する隠れ共産主義思想

CHAZそのものはパリ・コミューンの真似事に過ぎず、早晩ポシャるでしょう。でも甘く見ないほうがいいのは、隠れ共産主義の凄まじい浸透ぶりです。

近年主流のネオリベに加え、進歩主義、リバタリア二ズム、アナーキズム、黒人解放運動、反人種差別主義、LGBT、多文化主義などはすべてマルクス主義の偽装形態であり(文化的マルキシズム)、正論・綺麗事を並べ立てることでアメリカ社会を侵食してきました。ポリコレという名の言葉狩りも、白人に罪悪感を植え付けること(ホワイトギルト)も、ことさら警察を貶めその弱体化を図ることも、つまるところ国家破壊の策動です。

CHAZのようなことが現実化してしまうのは、健全な国家運営に不可欠な中間保守層が元気なうちはありえないことでした。それだけ多くの白人が祖国否定・自己否定の罠に嵌って、「偉大なアメリカ」が持っていたはずの「独立と自由」を自ら制限し、アメリカを不自由な社会に変えつつあるのです。

アメリカは本来グローバリストや隠れ共産主義者(ネオリベ)の国ではありません。独立(自由)のためなら孤立も辞さない巨大な一国主義の国でした。その建国精神の屋台骨が内部から突き崩しに遭っているのです。

だからトランプ大統領がANTIFAをテロリスト認定し、武力排除を示唆したのは国家元首として正しい判断です。しかし即座にメディアが否定に走り、左巻きの国民が支持するので思うように動けません。アメリカの世論を「分断」しているのはトランプではなく、メディア、巨大企業はじめ、リベラルの衣を着た隠れコミュニストたちの方です。

現状トランプ政権側からこれといった反撃は見られませんが、近々動くでしょう。それは一見CHAZとは無関係の、トランプによる電撃台湾訪問(国家承認)もしくは台湾総統の訪米などのかたちで現れ、市場に激震が走ると思われます。


あれやこれやを考え合わせますと、脳天気に株価が上伸する可能性(強気シナリオ)は低いと思うのですが、断定はしません。かりにこのまま上伸した場合、昨年暮れから今年のはじめと同様、ふたたびクラッシュするリスクが高まるように思います。

ナスダック 現物週足

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SPX 現物週足

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日経平均 現物日足

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