[緊急分析] 下値目処は?「レンジの罠」に囚われた相場の行方は?

チャート分析, 日経・為替チャート, 日経平均

※この記事は2019.10.3 23:00のISM非製造業指数悪化を受けた突っ込み安場面より前に書いたものです。まさかこんなに早く21000円台を試すと思っていませんでした。

しつこく重要性を指摘してきた21500付近の「崖上の平原」がとうとう決壊。下値目処を探ってみました。同時に、現在の相場の特性についても分析しています。

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下値目処は21000円前後か?

先日の「レンジの入れ子」についての記事で、まとめの部分に次のように書きました。

去年12月に形成された18840-22710の大きなレンジの中に、最近では21625-22090の小さいレンジが入れ子になって、日経の動きを規制している。二重の意味でのレンジ相場なんですね。

さらに、4時間足の要素(=21500-600の「崖上の平原」をフロアにできるか否か)が相場をさらに窮屈で複雑なものにしています。

昨晩から本日日中にかけての動きで、小さなレンジが解消され、相場は「崖上の平原」から崖下へ滑落しましたので、以下のように修正を加えたいと思います。

去年12月に形成された18840-22710の大きなレンジの中で、今年一年を支配しているのは24400円台からの最初の調整の波の模様。下限域は最初の底20971(2018.10.26)によって、上限域はその後の戻り高値22698.79(2018.12.3)によって「定義」されたレンジです。

下限域を逸脱する場面が2度ほどありましたが、今年8月に再三テストして20000円の頑強さが確認されたので、もう試すことはしばらくないと思います(このときには同時に、アベノミクス下値支持線の重要さも確認されました)。

以上のことから、21500-21600の「崖上の平原」に対して21000前後を「崖下の安息地」と命名することにしました。現在の調整の底はこの安息地のどこかではないかと思います。

詳細については日経現物4時間足のチャートをご覧ください。

日経現物 4時間足

※チャートクリックで別ウィンドウに拡大表示。

レンジの罠(ちゃぶつき相場)

もし以上の仮説が正しいなら、今年の相場は「安息地」を築くための、20000-22500のQE4催促相場、「対中冷戦コスト調達」のプロセスだ、ということになります。

このプロセスがなぜ「レンジの罠」(予測不能な、ちゃぶついた動き)につながるのかと言えば、対中リスクを相殺する決定打がないことによる投資家の気迷いのせいでしょう。気迷いを払しょくする(=レンジ上限の22500近辺を明確にブレークする)には「QE4実現」しかありません。だからこそ、ちゃぶついた上下動を繰り返し、さかんに当局の決意を促しているわけです。

今後の展開は?

しかしQE4が実現していない現状では、不安定で予測不能な動きが継続しそうです。下落の後は不可解な上昇の番。おそらく10月末のFOMCに向けて再度レンジ上限をテストする動きになるのではないかと思います(具体的な想定シナリオは週足チャート内に記入しました)。

日経平均 現物日足

※チャートクリックで別ウィンドウに拡大表示。

日経平均 現物週足

ちゃぶつき相場の予測不能な今後をあえて予測するなら・・・

1.21000円前後で底をつけ(崖下の安息地)、
2.今月末のFOMCに向け再度22000円台中盤へ上昇、
3.その後再下落を始め、昨年同様、年末近辺にようやく大底を入れる
4.QE4実施とともにラリー開始。長きにわたったレンジ相場の終焉。オリンピックイヤーの戻り高値更新、夢の(?)25000円台載せへ

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