[週末分析] Gaijins are back! 過熱感や日本衰退論を根拠にショートするのは危険⁉

チャート分析, 日経・為替チャート, 日経平均

先週の急騰を受け、今後の焦点を考えてみました。

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コメント(2019.9.14)

今回も異なるタイムフレームで日経平均の状況をチェックしました。

拙速なショートはリスキー

それとは別にまず短期的な話をすると、そろそろ調整入りしてもおかしくないタイミングです。そうなのですが、ショートポジションをつくる前に、いくつか確認すべきポイントがあります。「過熱感」、「外部環境」、「日本衰退説」などを根拠にショートするのはリスキーです。相場はえてして行き過ぎる(=オーバーシュートする)習性を持っていることをお忘れなく。

  • 現行トレンドでは、その時々の直近高値から150円以内の調整で再上昇し、高値を更新しています。これが続いている限り、キホンは押し目買い。ショートするなら、少なくても直近高値から150円以上、できれば200円以上の下落を確認してからでも遅くないはず。
  • 調整開始のひとつの目安はVWAPとの兼ね合い。価格がVWAPを割り込み、何度か回復しようとして回復できない相場つきになったとき、はじめてショートしてもいい状況になる。

日経平均現物 4時間足

8月の相場のトレースを離れてからの急騰は見事でした。焦点はいったんは突き落とされた崖の上へ戻った以上、この崖上をキープできるかです。価格帯でいうと21500-600の水準が大事。

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日経平均現物 日足

下降トレンドラインを否定。日足ベースの焦点は4月高値22363を上抜けられるか否かに移っています。一筋縄ではいかないでしょうが、もし上抜ければ約1年間続いた下げトレンドの完全否定になり、昨年10月の24400円台復帰を目指す可能性大。そうなると、この1年間は、24400円台への上昇ラリー後の、健全な値固め期間だったことになります。

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日経平均現物 週足

結局は、だいぶ前に描いた水色の軌跡がほぼ合っていたことになりそうです。調整不足のようにも見えますが(とくにアメリカ市場の調整は浅いと言わざるを得ません)、アベノミクス下値支持線は絶対壊してはいけないトレンドラインであることがはっきりしました。

今後大きめの調整が起きた際、このオレンジ線はつねに下値限界として意識すべきでしょう。売り方の視点から見れば、市場がこの支持線を割り込まない限り、アベノミクス相場は終焉したとは言えないのだと思います。

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日経平均現物 月足

超長期の視点では、20000円と21000円が重要な揉み合いゾーンです。こことバブル崩壊後の20年に及ぶ下落幅の半値戻し水準23000円の間で産みの苦しみを続けているのが現在の相場です。

とりあえずの長期上値目処は28700円近辺。「とりあえず」と書いたのは、もし超長期の半値戻し23000円付近を上抜けて28000円台まで戻すなら、当然の流れとして史上最高値39000円の再テストに行く着くはずだからです。

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