[相場分析] アメリカはフィボ1/3押し水準で反発、日経はアイランドリバーサル
4月下旬の戻り高値から約1か月半の中期調整に入っていた株式市場ですが、底入れした確率が高まりました。
コメント(2019.6.6)
ネガティブなニュースがGW明けから連射され、株式は調整色を強めました。5/11の記事には以下のように書きました。
金曜晩のアメリカ後半の動きから、日経で21060がWボトムとなって、ここが今年のフロアになるのではないでしょうか?
アメリカはここから最高値越え⇒真空地帯の駆け上がりモードへギアを変えてくると思います。世界中で金融緩和した「ツケ」が、現状程度で終わるはずはありません。
別記事に書きましたように、少なくても今年から数年の間は株高・資源高の資産インフレとして人々が慢心に酔いしれる展開が待っているのではないかと思います。
21000がフロアになるという見立ては甘かったのですが、後半に書いた「駆け上がりモードへのギアチェンジ」という見立ては崩していません。現在の水準から日経が24000円台を超えていく姿は想像しにくいかもしれませんが、個人的にはそうなっていくと思っています。
これも何度か言ったと思いますが、米中貿易戦争は「相場の背景」もしくは「環境」であって、大きな経済の流れを揺るがす材料にはならないと思います。下げたいときに下げの口実として使いやすいネタとして重宝されるだけです。
半導体指数 日足
この指数の常で他より値動きが荒く、今回は年末安値⇒戻り高値のフィボ2/3水準まで売り込まれました。しかし2000年ITバブル時の旧・史上最高値の1360から旧レジスタンスの1300あたりが意識されているのは明らか。この水準が今後の跳躍台に変わると見ます。
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ナスダック現物 週足
値幅を少し広げてはいますが、2016年のコンソリデーション(値固め)と同様の「再上昇の準備期間」にあると見ています。
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S&P500現物 日足
最もニュートラルな動きをするこの指数は年末安値⇒戻り高値のフィボ1/3水準で反発開始。150DMAがサポートになったかたちです。
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日経平均現物 日足
半導体同様、年末安値⇒戻り高値のフィボ2/3水準まで調整しましたが、2017年にレジスタンスだった20300円付近をサポートに、底値圏でのブリッシュ・アイランド・リバーサルのパターンが示現しました。もう一度下値を試す可能性は高いですが、中長期的には上昇の足掛かりになっていくと見ています。
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