[長期展望] 半導体指数の歴史的ブレークアウトは新産業本格化の狼煙となるはず

チャート分析, 独自コラム, 相場考

ナスダックの好調が目立っていますが、その背景にはIT、AIをコアとする「新製造業」時代を見据えた長期資金の流入があると考えます。

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アメリカの産業戦略

マネタリズムの時代は終わろうとしています。80年代に製造業を捨て金融とITでやってきたアメリカは、リベラルの言う通りにやっていると国(産業+国民の精神)が傾くことにそうやく気づき、方向転換を図ろうとしています。

リベラルべったりのメディアの偏向報道は百害あって一利なしです。なぜなら彼らは過去の人の視点から現状をくさしているだけで、未来が何も見えていないからです。

保守政権の実質

トランプ共和党政権がやっていることは何でしょう?

簡単にいえば、リベラルのせいで傾いたアメリカを建て直すことです。

そのためにはこざかしい詐欺や理念ではダメです。弱体化したアメリカに再び「新製造業」を興し、中国を蹴落とす必要があります。このグローバル化時代、アメリカ一国ですべての仕事を行うなんてトランプ政権だって思っていません。トランプの言う「アメリカ・ファースト」とは「協業パートナー絶賛募集中」の意味であり、安倍政権のシグナルの読み取り方は間違っていないと思います。

大事なのは日本がアメリカとともに新製造業の中核パートナーに君臨することです。AIにしろ自動化運転にしろバイオケミストリーにしろ、アメリカ流の理論(設計)を実装しモノ化する上で日本以上の存在は他にいないではありませんか。

半導体指数 月足

以上のことはブログ主の空想ではありません。以下のチャートがすべてを物語っているはずです。2000年のITバブルでつけた歴史的高値を更新したものの、すでに一年以上高値圏でも揉み合いが続いています。ここを明確に上抜けることは、いよいよIT(AI)を組み込んだモノづくりが基幹産業化することを意味し、歴史的な重要性を持つと思います。

※チャートをクリックすると新しいタブに拡大表示されます。

ブル相場フェーズ2

2009年以来10年続くブル相場に「さらに先があるの?」と思われるかもしれませんが、あるのです。むしろこれまでをフェーズ1、次に来るブル相場をフェーズ2と考えた方がいいかもしれません。今年一年は揉み合いに終始する可能性もあります。

メガトレンドの胎動です。アメリカが金融屋から製造屋へ戻ろうという歴史的局面です(戻るというとちょっとネガティブですから、新たな製造産業を「興そう」としているといった方が適切かもしれません)。人々の意識がついてくるのに時間がかかって当然でしょう。